クレジットカードの落とし穴

 学生がクレジットカードを作ることに対して、固定収入のない学生がカードを使うなんて・・・という否定的な意見も少なくないでしょう。アルバイトやお小遣い(中にはお年玉なんて方もいるのでは?)といった収入があったとしても、社会人と比べればその金額は決して多くはないですよね。クレジットカード会社の方もその辺の事情は理解していますから、学生専用のカードでは、なかなか高額商品を購入することはできない利用金額設定になっています。

最近では、学生専用カードに限らず、高額商品をカードで購入する際にはカード会社に確認を取ってから支払い手続きをするお店もあるようです。もちろん、お店の方は「念のための確認」であることを強く強調されるようですが、カード会社との間に一定の取り決めのようなものがあるのでしょう。特に電子機器やブランドものの鞄、高額のジュエリーのようにすぐに現金化してしまうことが可能な商品を購入する際にこういうことがあるようです。(おそらくはクレジットカードでそれまで高額商品の購入をしたことがなかったときなどに、普段と使い方が違うという点で確認をすることになるでしょう)

 また、学生がクレジットカードを申し込む場合には、18歳未満であれば「親の承諾書」が必要になります。大学生がクレジットカードを作る場合でも、クレジットカード会社は学生本人だけではなく、その両親のことを信用した上でクレジットカードの申し込みを承諾しますので、カードの使いすぎや未払いは両親の信用にも関わるので、十分に気をつけてください。

 クレジットカード会社は、将来的に学生さんが社会人になっても、そのままクレジットカードを利用してくれるということを念頭に置いてカードの申し込みを受けています。なので、学生専用のカード等は年会費無料といったサービスをしていると考えられます。クレジットカード会社とは、長い付き合いになることが予想されますので、くれぐれもその信頼関係を崩すことのないようにしてください。(もしも信頼関係が危機に瀕してしまうようなことがあると、その後もなかなか信頼関係を取り戻すことは難しくなるでしょう。長い付き合いになるということを、特に学生の間は忘れないようにするとよいでしょう)

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