海外利用は手数料に注意
海外旅行や語学研修、長期留学に行くのなら、クレジットカードを最低1枚はお持ちになることをおすすめいたします。
クレジットカードは、海外でパスポートのように身分証の役割も果たしてくれるものになりますので、1枚持っていると安心です。
海外でのご利用でも日本でのご利用と同じように、クレジットカードでお好きなお支払回数でショッピングやお支払をしていただくことができますが、店舗によっては一括払いのみのお支払いとなるところもありますので、お気を付けいただきたいと思います。
また、海外でのご利用の場合、日本でのショッピングとは違い、外貨でのご利用による事務処理手数料がかかります。
例えば、日本で1,000円の商品をクレジットカード一括払いで購入したとします。実際にクレジットカード会社からくる請求もちょうど1,000円になりますよね。
では、アメリカで10ドルの商品を購入したとしたらどうなるでしょう?海外でクレジットカードを利用した場合、利用した日のレートではなく、クレジットカード会社に情報が到着した日のレートでの換算となりますので、注意が必要です。また、クレジットカード会社のレートには事務処理手数料が加算されていますので、市場のレートが1ドル100円であったとしても実際に請求される際のレートには、その日のレートにおよそ1.6パーセントの事務処理手数料が加算されます。1ドル100円の場合は、101.6円となりますので、10ドルのショッピングでは、1,016円が請求される計算になります。
この事務処理手数料は、実際に日本円から外貨へ両替するよりもお得になっていることが多くなっていますので、ご安心いただきたいと思いますが、手数料はクレジットカード会社によって異なります。アメリカン・エキスプレスやダイナースカードなど、ステイタスが高い国際ブランドの場合、他の国際ブランドよりも手数料が高めに設定されてることが多くなっていますので、お支払いいただく金額もほかの国際ブランドのクレジットカードに比べて高めになってしまうと考えられます。よりお得に商品をご購入いただくためにも、クレジットカードの国際ブランドにはお気を付けいただきたいと思います。
また、国や店舗によっては、クレジットカード利用によってかかる手数料自体も請求額に上乗せとなる場合も考えられます。
つまり、クレジットカードを利用して商品を購入すると、商品の売り上げ金額に対して、クレジットカードの国際ブランドごとに決められている手数料が加算されてしまう、ということになります。この手数料は日本では、店舗側が負担することがほとんどですが、海外では、この手数料分を購入者の支払い代金に上乗せしてもよいことになっているところもあります。手数料等の詳細は、国や国際ブランド、店舗ごとに変わりますが、思っていたよりも請求金額が高かった場合などは、この手数料分が加算されていることもあります。この場合、外貨への両替手数料を考慮してもキャッシュでのショッピングの方がお得になる場合もありますので、お気を付けいただきたいと思います。
海外では、消費税やサービス料、チップなどの加算もありますので、手数料分がわかりづらい場合もあるかと思いますが、クレジットカードでショッピングやお支払いをされる場合には、明細をよくご確認の上、サインやパスワードを入力されるようにしていただきたいと思います。